League of Legends(LOL)は、世界で人気のあるeスポーツで、多くのプロプレーヤーがしのぎを削っています。チームの成績はさまざまな要因で変化するため、長期的に活躍し続けることが難しいゲームです。しかし、そんななかで、常に上位に居続けているプロも。そこで、この記事では、LOLのプロプレーヤーランキングを作成しています。
本ランキングは、個人の成績だけでなく、チームにもたらす貢献度も含めて算定しています。結果だけを素早く知りたい方は、以下の表でチェックしてみてください。
ランキング | プレーヤーID | 名前 | ロール |
---|---|---|---|
20位 | Alphari | Barney Morris | Top Laner |
19位 | Jiizuke | Daniele di Mauro | Mid Laner |
18位 | PowerOfEvil | Tristan Schrage | Mid Laner |
17位 | Razork | Iván Martín Díaz | Jungler |
16位 | Abbedagge | Felix Braun | Mid Laner |
15位 | Armut | ?rfan Berk Tükek | Top Laner |
14位 | Ruler | Park Jae-hyuk | Bot Laner |
13位 | Xiaohu | Li Yuan-Hao | Top Laner |
12位 | Inspired | Kacper S?oma | Jungler |
11位 | Kiin | Kim Gi-in | Top Laner |
10位 | Gori | Kim Tae-woo | Mid Laner |
9位 | Keria | Ryu Min-seok | Support |
8位 | Peanut | Han Wang-ho | Jungler |
7位 | Tarzan | Lee Seung-yong | Jungler |
6位 | Chovy | Jeong Ji-hoon | Mid Laner |
5位 | Rekkles | Martin Larsson | Bot Laner |
4位 | Viper | Park Do-hyeon | Bot Laner |
3位 | ShowMaker | Heo Su | Mid Laner |
2位 | Doinb | Kim Tae-sang | Mid Laner |
1位 | GALA | Chen Wei | Bot Laner |
20位.Alphari
Alphariは、2020年にeスポーツチーム「Origen」から「Team Liquid」に加入。個人の実力だけでいえばトッププレーヤーであったものの、組織との問題で、数週間のベンチ入りを経験したことがあります。
そんなAlphariは、レーンフェイズやメカニックの面では、ほかを寄せ付けない圧倒的なプレイングを魅せます。LoLの競技シーン参入は2015年と、ベテランの域ながら今でも一流のプロプレイヤーです。
- Twitter:@Alphari
- Twitch:alpharilol
19位.Jiizuke
Jiizukeは、2019年にEUを離れ、北米で活動を始めています。スキルとメカニックに優れているのは一目瞭然なものの、彼の強みは最大の弱点でもあります。
あるマッチでは止められない神のように見えても、別のマッチでは役に立たないことがあるからです。その結果、チーム全体に悪影響を及ぼし、満足のいく結果は得られない時期がありました。
しかし、2021年は、チームの連携力が高かったことで、大きくステップアップし、優勝争いを繰り広げるまでに成長しました。今後も活躍が期待されるプロプレーヤーの一人です。
- Twitter:@JiizukeLoL
- Twitch:jiizuke
18位.PowerOfEvil
eスポーツチーム「TSM」のミッドレーナーとして活躍したPowerOfEvil。TSMのコーチを務めたBjergsenの後任としてチームに移籍しており、非常に難しいとされていたものの、見事にそれをやり遂げています。
前任者と同様、チームの中心であり続け、主にダメージを与える役割を担当。派手な動きをするわけではありませんが、安定したプレイングによって勝利に導くプレーヤーです。
- Twitter:@PowerOfEvilLoL
- Twitch:ThePowerOfEvil
17位.Razork
Razorkは、今年ダークホースとして活躍を期待されているプロプレーヤーです。LCS Springでは思うような活躍を残せなかったものの、夏の幕開けを予感させる7連勝を達成しています。
その連勝の中で、Razorkは非常に重要な役割を遂行。ゲーム序盤から中盤にかけてのアクションを担当し、チームの勝利に貢献しています。
この活躍を機に、知識とメカニズムが認められ、今やEU最高のプロプレイヤーの一人と呼ばれています。成長速度が著しく高く、今後も目を離せません。
- Twitter:@RazorkLoL
- Twitch:Razorklol
16位.Abbedagge
2021年の4月にeスポーツチーム「100Thieves」に加入したAbbedagge。安定したプレイングを武器に、チームの勝利に貢献し続けています。
ピックに関して非常に柔軟で、キャリーだけでなくユーティリティもこなし、チームのドラフトをプレーしやすくしています。
LCS Spring 2022やLCS Summer 2022で2位を獲得するなどし、好成績を残したのちに、2023年1月にWxcel Esportsに移籍。持ち前の安定したプレイングでチームを支えています。
- Twitter:@AbbedaggeLoL
- Twitch:abbedagge
15位.Armut
チーム戦のスキルの使い方に定評のあるArmut。LEC Spring 2021でeスポーツチーム「MAD Lions」が優勝できたのは、主に彼の活躍が大きかったといえます。
そんなArmutは、2022年12月に「Dignitas」へ、2023年5月に「SuperMassive」へ移籍しています。2021年以降、世界大会で思ったような成績を残せていないものの、彼のスキルの使い方からは目を離せません。
14位.Ruler

Rulerの所属する「Gen.G」は、7連勝でSummer Splitをスタート。その連勝の中でRlerは間違いなく、キープレーヤーとしての活躍を魅せました。
LoLのeスポーツシーンに長く身を置いているにも関わらず、常に上位に君臨し続けています。勝ち星こそ少ないものの、間違いなく最高のプロプレーヤーの一人です。
- Twitter:@RulereluR
- Twitch:lol_ruler
13位.Xiaohu
数多くのLoLトーナメントがあるなかで、中国のリーグ「LPL」は才能にあふれたプロプレーヤーが多いのが特徴です。
そのなかの一人であるXiaohuは、ミッドからトップへのロール変更で成功したプレーヤーです。しかし、ロール変更は、長期的にはキャリアを台無しにし、成功の可能性を下げるため、多くの選手は好んで行いません。
Xiaohuは、ロール変更を決断し、中国リーグ屈指のトッププロを相手に、期待以上の活躍を魅せました。所属する「Weilbo Gaming」は世界大会優勝候補に挙げられています。
- Huya Streaming:Xiaohu
12位.Inspired
Inspiredは、2021年にEU最高のジャングラーとしての地位を確立しました。柔軟性と安定したプレイングは誰にも引けを取らず、他のジャングラーと比較して文句なしの活躍を魅せています。
もちろん彼の所属する「Evil Geniuses」のプロプレーヤーたちは全員、それぞれの役割において最高の選手です。しかし、Inspiredは他の選手と比べてはるかに大きな役割を担っています。
- Twitter:@Inspiredlol
- Twitch:rge_inspired
11位.Kiin
Kiinは、韓国で才能のあるトッププロの一人と称されています。2022年11月まで所属していた「Freecs」の分裂騒動で調子に浮き沈みがあったものの、それ以降は、本来のプレイングを取り戻しています。
2017年から競技シーンに参入した古参プレーヤーながら、2023年に行われたLCK Springで3位に輝くなど、その実力は衰えを知りません。
- Afreeca TV:Kiin Streaming
10位.Gori
Goriは、2021年夏、韓国で名を轟かせたeスポーツチーム「Nongshim RedForce」の立役者です。
それ以前はプロプレーヤー「Faker」のサブやeスポーツチーム「EDG」のサブを務めていましたが、一躍トッププロの仲間入りを果たしています。
2023年時点では「Golden Guardians」に所属しており、LCS Spring 2023で2位に輝くなど活躍を続けています。
- Twitch:gori
9位.Keria
eスポーツチーム「T1」といえば、サポートのケリアと呼ばれるほど評価の高いプロプレーヤーです。
2020年までDRXでプレーした後、T1に移籍。今や最高のサポートの一人であるだけでなく、韓国で最高のLoLプレイヤーとして人気を集めています。
T1はKeriaの存在により、パフォーマンスに浮き沈みはあるものの、ボットレーンでほとんど苦戦せず優位に試合を運んでいます。
8位.Peanut
ジャングラーを使わせたらトップクラスの輝きを魅せるPeanut。ハイテンポな序盤戦のジャングルに戻ったことで、最高のスキルを発揮できるようになりました。
パスの出し方だけでなく、ギャンキングが非常に上手いのも特徴。韓国最高のジャングラーの一人と評されています。
世界大会「2022 World Championship」で上位入賞しており、今後もWorldクラスの活躍が期待されてるプロプレーヤーです。
- Twitter:@lolPeanut98
- Twitch:lol_peanut
7位.Tarzan
Tarzanは、8位で紹介したPeanutと同じく、韓国のジャングラーです。シーズン11にeスポーツチーム「LNG Esports」に所属。長い間トップチームで活動していなかったにも関わらず、優れた成績を残しました。
同チームは、Tarzanが勝利のカギを握っているシーンが多いのが特徴。インテリジェントなパスと強力なメカニックが、ランキングトップに押し上げました。
今後どのような活躍を魅せてくれるのか楽しみでならないプロプレーヤーです。
6位.Chovy

Chovyは、新世代のLoLプロプレーヤーとして期待されています。レーンにおいて彼ほど圧倒的なプレイヤーはおらず、常にチームのメインキャリーです。
Chovvyにかかる負担は大きいものの、それが彼をより際立たせているといえます。プレッシャーがかかればかかるほど大きな力を発揮できるポテンシャルは評価せざるを得ません。
5位.Rekkles
Rekklesは、2012年からプロゲーマーとして活躍するベテラン選手です。彼の熟練されたプレイングからもたらされる安定感は、チームが想定できない事態に遭遇した場面でも簡単に対処してしまうほどです。
とくに2018~2020年のシーズンは、圧巻。ほかのプレーヤーを寄せ付けない実力で、世界の舞台で大きな活躍を魅せています。近年は、思うような戦績を残せていないものの、確かなプレイスキルは健在です。
- Twitter:@RekklesLoL
- Twitch:Rekkles
4位.Viper
あまり派手なことはしないプレイスタイルで、安定した活躍を魅せるViper。そんな彼のプレイは、所属チームを常に支えています。また、ときにとる非常識なポジショニングは天才とすら感じさせます。
観戦していてワクワクが止まらない、そんなプロプレーヤーです。
3位.ShowMaker
柔軟な対応に定評があるプロプレーヤーです。予測できない動きをされたとしても当たり前のように適切な処理を行います。
また、チームのためにロール変更をした経験があるのも特徴。自分の実力を過信しない、チームに献身的な姿勢は多くのファンを魅了しています。
世界大会「World Championship」では2021年に2位、2022年に上位入賞を果たしており、2023年の優勝が期待されています。
- Douyu Streaming:ShowMaker
2位.Doinb
Doinbは、2019年の世界大会「World Championship」で優勝して、一躍有名になったプロプレーヤーです。執筆時点で26歳と決して若いとはいえないものの、努力家として知られています。
彼のチャンピオン・プールはLoL史上最も広いですが、彼が評価されているのは、チームメイトを中心にプレイすることです。
自分が活躍することより、味方が気持ちよく動けるプレイングを重視しています。
1位.GALA
誰もが驚くような虚をつくような派手なプレイでチームをキャリーするGALA。スキルの使い方に定評があり、優位に試合を展開します。
なかでも、2021年のLPL Springで見せた、霧の中からの交戦時に放ったフラッシュは、GALA選手を象徴とするプレイでした。
新世代の最強LoLプロプレイヤーにふさわしい活躍で、競技シーンを席巻しています。LoLの競技シーンを観戦するなら絶対にチェックしたいプレーヤーです。
- Huya Steaming GALA