国内でトップクラスの人気を誇るValorantは、League of Legends(LoL)などの人気eスポーツを提供しているアメリカのRiot Gamesが開発・提供しているFPSゲームです。合計10人のプレイヤーが5人ずつ攻撃側と防衛側を交互に行い13ラウンドを先にとったチームの勝ちとなります。
そんなValorantですが、ゲーム内では様々なValorantの専門用語が使われています。実際にプレイする時にも、またストリーマーや大会を観戦する時でもこのValorantの言葉がわからないと困ってしまうこともあるかと思います。ということで今回はValorantで使われている専門用語をまとめてご紹介します!
Valorant とは
ValorantはLoLなどの人気オンラインゲームを提供しているアメリカのRiot Gamesが開発・運営をしているFPSゲームです。Riot Gamesとしては初めてのFPSゲームであり2020年の6月にリリースされました。
合計10人のプレイヤーが5対5にわかれて攻撃側と防衛側を交互に繰り返しながら対戦していきます。プレイヤーは様々な個性やスキルをもつ“エージェント”を操作し、それぞれ独自のアビリティをもつ武器を使用して対戦します。ゲーム内で使用できるスキルや武器はゲーム内で獲得できるクレジットを使い購入していきます。このクレジットは各ラウンドの勝敗や倒した相手プレイヤーの数により変わります。これらの武器やスキルを使って13ラウンドを先に勝利したチームが勝利となります。攻撃側と防衛側は12ラウンド毎に交代していくため、攻撃でも防衛でも勝つことができるようなエージェントや武器、スキルの構築が必要となります。
最近はeスポーツの人気の高まりもあり、国内でも有名ストリーマーによる配信やValorantのプロプレイヤーによる大会などの注目度もますます増加していくでしょう。また、近年はeスポーツベッティングの人気も上昇しており、色々なオンラインブックメーカーでValorantの賭けを楽しむこともできます。
あ行の用語
アッパー : Valorantのマップ用語でBサイトに続く通路のうち攻撃側のスポーン地点に近い場所のこと。
アングルアドバンテージ : ゲーム内での撃ち合いの場面において、角度的に有利なポジションのこと。
アンチエコ : 敵チームがエコラウンドであり、味方側は有利であることが多い。
イエロー : Valorantのマップ用語で、アイスボックスのBサイト付近にある黄色いコンテナ。
エコ : エコラウンドのことで、次のラウンド以降に強力な武器やスキルを購入するためにクレジットを節約するラウンドのこと。相手がエコラウンドの場合をアンチエコという。
エリア : Valorant内のマップ上の場所のことで、チーム全体でエリアを確保することで試合を有利に進めることができる。
エントリー : 敵のエリアに突入すること。
エントリーフラッガー : エントリーしていくプレイヤーのこと。
オフアングル : 通常はあまり警戒しないポジションのこと。戦術によっては奇襲などのために使うことがある。
置きエイム : 自身は移動せずに敵がでてくるであろう場所を予測し、エイムを固定しておくこと。
か行の用語
ガチ解除 : 敵プレイヤーが生き残っている状態で強引に相手スパイクを解除しにいくこと。
壁抜き : Valorantでは貫通する壁があり、壁越しに敵を撃ち抜くこと。
ガラクタ : Valorantのマップ用語で、石や木箱が積み重なっているところのこと。
決め撃ち : 敵がいるであろう場所を予測して、攻撃すること。
キャット : Valorantのマップ用語でアセントの中央の部屋。
キープ : 次のラウンドで装備を持ち越すために、このラウンドでは勝利を目指さずに生き残るように立ち回る戦術のこと。
クリアリング : マップ内の相手プレイヤーが潜んでいそうな場所の安全を確保すること。エリアを拡大させることができるなど、戦いにおいて重要なプレイング。
腰撃ち : 狙撃する際にプレイヤーがサイトを覗かずに撃つこと。一方、サイトを覗いて高精度な狙撃をすることをADS(Aim Down Sights)という。
さ行の用語
サイト : マップ上でスパイクを設置できる場所。
サーバー : Valorantのマップ用語でアイスボックスのAサイトにあるコンピューターサーバーの様なもののこと。
スクリム : Valorantの練習のための試合。カスタムゲーム。
スパイク : 各ラウンドが始まる時に攻撃側に与えられるアイテムのことで、攻撃側はこのスパイクの設置を目指す。このスパイクを45秒間守り抜けば攻撃側の勝ち。一方で制限時間内にスパイクを設置できなかったり、防衛側がスパイクを解除したりした場合は防衛側の勝ちとなる。
スクリーン : Valorantで使われるアビリティの名称で、視界を遮るような壁状のものの総称。
スモーク : Valorantで使われるアビリティの名称で、視界を遮るような球状のものの総称。
スリフティ : 相手チームよりも少ないクレジットで勝利すること。
た行の用語
ダブルエリミネーション : 様々なeスポーツトーナメントで使われるトーナメント形式の1つで、1敗しても敗者復活戦に回れる形式のもの。
ティルト : プレイが雑になること。
ドライピーク : フラッシュやスモークなどのアビリティを使うことなくピークすること。
トラック : Valorantのマップ用語でバインドのAサイト中央にあるトラック。
は行の用語
ハイミッド : Valorantのマップ用語でアセントの中央にあるトップのこと。
ピーク : Valorantにおいて壁や遮蔽物などから飛び出すこと。
ヒーローバイ : チーム内で特定のプレイヤーだけが強力な装備になること。
フィジカル : Valorant内で行われる撃ち合いなどにおける強さやスキルのこと。
フォースバイ : クレジットが足りてない状態で最大限強力な装備を購入すること。
フラッシュ : Valorantで使われるアビリティの名称で、敵の視界を一時奪うもののこと。
プラント : 攻撃側チームがスパイクを設置すること。
ブリンク : エージェントの1人であるジェットのアビリティの“テイルウインド”のこと。
フリック : ゲーム時にエイムなどを合わせるために大きくマウスを動かすこと。
フルエコ : エコラウンドの中でも次のラウンドのために、全く装備などの購入をしないこと。
フルバイ : 欲しい装備やスキルを全て購入すること。
ま行の用語
メタ : ゲーム内におけるエージェントの選択や武器、スキルの構成、立ち回りなどにおける現在の環境の主流のこと。
ら行の用語
ラッシュ : ラウンド内のあるタイミングで複数の味方プレイヤーで一気に攻め込むこと。
リコイル : 銃を撃った時に受ける反動のこと。
リテイク : 攻撃側がスパイクを設置したサイトを防衛側が取り返すこと。
英語のValorant用語
ADS(Aim Down Sights) : 狙撃する際にサイトを覗いたりスコープを使うなどして高精度な狙撃をすること。
ACE : Valorant内で最もエキサイティングな瞬間の1つで、1人のプレイヤーが敵チーム全体を全滅させること。
Anchor(アンカー) : 味方プレーヤーを1人残しておくこと。防御に強いエージェントが任せられることが多く、敵の侵入を警戒したり阻止したりする。
Bonus Round : 最初のピストルラウンドとセカンドラウンドを共に勝利すると、チームは経済的に有利な状態となる。そうして迎える3ラウンド目のことをボーナスラウンドという。
Camp : マップ上で停滞している、動きが少ないプレイヤーのこと。
Clutch(クラッチ) : クラッチは時間的にも数的にも不利な状況で、味方のスーパープレーのおかげで何とか勝利を引き寄せること。Valorant内で最もエキサイティングな瞬間の1つ。
Collateral : 1発の弾丸で2キル以上のキルを得ること。
Contact Walking : ユーティリティを使うことで、どこにいるのかを知らせることができる。プロでは相手チームの意表を突くために、ユーティリティを使わずに歩いて現場に向かうことがある。
CT : Valorantでは防衛側のことを”CT(カウンター・テロリスト)”と表す。
Dink : 即死しない武器でヘッドショットを打つということ。
Double Swing : コーナーを覗き込むことは常に危険な行為のため、チームメイトと一緒にコーナーを回ることで安全に立ち回ること。
Economy(エコノミー) : VALORANTの基本的な仕組みのことで、ラウンドに勝つなどするとクレジットがもらえる。
Feeding : 反撃ができず、常に負けてしまっているプレイヤーに対して使う。
Flawless : チームが1人も欠けることなくラウンドを勝利すること。
IGL(In Game Leader) : In game leader(インゲームリーダー)の略称で、チームにおける司令塔のこと。Valorantのようなチーム戦のFPSではこのIGLの働きがとても重要となる。
Orb Farming : パールのような特定のマップやエコラウンドで、オーブを拾うことを優先する戦略のこと。
Post Plant : スパイクが仕掛けられた状態のこと。防衛側は1分以内にスパイクを解除するか攻撃側を倒さないといけない。
Spam/Spray : スモークや壁越しにやみくもに撃つこと。
Throwing : チームが有利な状況にもかかわらず、負けてしまうこと。
T : Valorantでは攻撃側のことを”T(テロリスト)”と表す。
TP : テレポートの略。
Valorant用語についてのまとめ
今回はValorantの試合や観戦をするときに知っておきたいValorantの専門用語をまとめて紹介してきました。Valorantは全世界的に人気が高いEスポーツで、国内でも人気ストリーマーや有名プロプレイヤーが多くプレイしています。また、近年はeスポーツ人気の高まりに加えて、eスポーツベッティングも非常に注目されています。
特にLoLやValorantのベッティングは世界的にも非常に人気で、大きな国際大会などではValorantのオッズにとても注目が集まります。今回紹介したValorantの用語を覚えれば、初心者の方でもValorantをプレイする際に困ることはなくなるのではないでしょうか。
また、Valorantでは様々な大会が開かれています。ぜひストリーマーによる配信や大会の観戦なども合わせてValorantを楽しんでみてはいかがでしょうか!