EVOは毎年アメリカで開催されている世界最大級の格闘ゲームイベントで、世界中の格闘ゲームプレイヤーやファンがアメリカに集い、連日激しい対戦やファンイベントが開催されています。そんなEVOの日本版として開催されているのがEVO JAPANです。日本国内だけでなく世界各国から格闘ゲームプレイヤーやファンが日本に集結するこのEVO JAPANでは、プロ・アマ問わず様々な格闘ゲームファンが激しい対戦やイベントを盛り上げています。2025年のEVO JAPAN 2025は5月9日(金)から11日(日)に行われました。
ということで今回は、日本最大級の格闘ゲームイベントであるEVO JAPANの歴史や歴代優勝者について詳しくご紹介します!
EVO JAPAN とは
EVO(Evolution Championship Series)は世界最大級の格闘ゲームイベントで、毎年アメリカのラスベガスで開催されます。そんなEVOの日本版にあたるものがEVO JAPANです。EVO JAPANには日本国内だけでなく世界各地から格闘ゲームのプレイヤーやファンが集まり、ハイレベルなバトルや魅力あふれるイベントが開かれます。
2018年に初開催されて以降、コロナ禍をのぞいて毎年開催されてるEVO JAPANでは人気格闘ゲームタイトル(例:ストリートファイター、鉄拳など)ごとに激しい対戦がトーナメント形式で行われます。また、EVO JAPANのイベント会場ではプレイヤーやファン同士の交流や講演会、さらに新作ゲームの発表などが行われることもあります。
今年開催されるEVO JAPAN2024は4月27日(土)から29日(月・祝)にかけて東京の有明で開催されます。今大会では最新タイトルであるストリートファイター6や鉄拳をはじめ、全7タイトルで争われます。

EVO JAPAN の歴史
EVO JAPANは日本最大級の格闘ゲームイベントです。2018年に初開催されてからコロナ禍をのぞいて毎年開催されています。EVO JAPANは世界最大級の格闘ゲームイベント「Evolution Championship Series(EVO)」の日本版にあたるeスポーツトーナメントで、日本企業のハーツユナイテッドグループ、松竹ブロードキャスティング、Aetasの3社が、アメリカの本家EVOを主催するTriple Perfectとのパートナー契約を締結する形で、EVO Japan実行委員会を設立しました。EVO Japanは、本家EVOの追加イベントとして位置づけられ、毎年初春に本家EVOとは独立して開催されています。
EVO JAPANの歴代優勝者
2018年に初開催されたEVO JAPANはコロナ禍を除き、毎年開催されています。こちらでは過去大会のメインタイトルや歴代優勝者についてご紹介します。
EVO JAPAN 2018
初開催となるEVO JAPAN2018は2018年1月26日(金)から28日(日)の3日間で開催されました。会場となったのは東京・池袋の池袋サンシャインBホールと秋葉原のアキバ・スクエアです。鉄拳やストリートファイターⅤなどの7つのメインタイトルで行われた2018年大会には総勢7000人以上のプレイヤーがエントリー。さらに会場の来場者数は13,000人以上と大変盛り上がりました。
ゲームタイトル | エントリー数 | 優勝者 | 賞金総 |
---|---|---|---|
ストリートファイターⅤ アーケードエディション | 2286名 | INFILTRATION(韓国) | 100万円 |
GUILTY GEAR Xrd Rev2 | 1229名 | ナゲ(日本) | 100万円 |
鉄拳7 | 1223名 | Knee(韓国) | 100万円 |
大乱闘スマッシュブラザーズ for WiiU | 794名 | MKLeo(メキシコ) | - |
BLAZBLUE CENTRAL FICTION | 632名 | フェンリっち(日本) | 100万円 |
THE KING OF FIGHTERS XIV | 556名 | ZJZ(台湾) | 100万円 |
ARMS | 337名 | Pega(日本) | - |
EVO JAPAN 2019
第2回大会となるEVO JAPAN2019は2019年2月15日(金)から17日(日)の3日間で開催されました。会場は福岡の福岡国際センターで行われ、鉄拳7やストリートファイターⅤに加えSOUL CALIBUR Ⅵが新たに加わり、合計7つのメインタイトルで行われました。
特に注目されたのは、『鉄拳7』でした。決勝戦では、パキスタンのプロプレイヤーであるArslan Ashが見事なプレイを披露し、優勝を果たしました。彼はパキスタンからの新星であり、世界中の格闘ゲームコミュニティから注目されています。
ゲームタイトル | エントリー数 | 優勝者 | 賞金総 |
---|---|---|---|
ストリートファイターⅤ アーケードエディション | 1012名 | ももち(日本) | 300万円 |
鉄拳7 | 507名 | Arslan Ash(パキスタン) | 300万円 |
GUILTY GEAR Xrd Rev2 | 311名 | サミット(日本) | 100万円 |
SOUL CALIBUR Ⅵ | 291名 | Keev(フランス) | 100万円 |
BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE | 216名 | Tomo/relo(日本) | 100万円 |
THE KING OF FIGHTERS XIV | 185名 | M’(日本) | 100万円 |
EVO JAPAN 2020
第3回大会であるEVO JAPAN2020は2020年1月24日(金)から26日(日)の3日間で開催されました。大会の舞台は幕張メッセで、鉄拳やストリートファイターⅤ、大乱闘スマッシュブラザーズなどの6つのメインタイトルで行われました。人気ゲームである大乱闘スマッシュブラザーズには約3000人ものプレイヤーがエントリー。日本のしゅーとん選手が見事優勝しました。
ゲームタイトル | エントリー数 | 優勝者 | 賞金総 |
---|---|---|---|
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL | 2987名 | しゅーとん(日本) | - |
ストリートファイターⅤ アーケードエディション | 1471名 | ナウマン(日本) | 200万円 |
鉄拳7 | 963名 | Book(タイ) | 200万円 |
BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE | 554名 | Kubo(日本) | 100万円 |
SAMURAI SPIRITS | 535名 | Gamera(日本) | 100万円 |
SOUL CALIBUR Ⅵ | 510名 | Bluegod(アメリカ) | 100万円 |
EVO JAPAN 2023
コロナ禍により3年ぶりの開催となったEVO JAPAN2023は2023年3月31日(金)から4月2日(日)の3日間で開催されました。会場は東京ビッグサイト(南展示棟)で、鉄拳やストリートファイターⅤに加え新たにグランブルーファンタジーヴァーサスなど、7つのメインタイトルで行われました。世界中から人気プロプレイヤーが参戦したこの大会では台湾のOil King選手や中国のXiaohai選手の華麗なプレイが光りました。また、鉄拳7ではArslan Ash選手が2019年大会に続き、2度目の優勝を果たしました。
ゲームタイトル | エントリー数 | 優勝者 | 賞金総 |
---|---|---|---|
ストリートファイターⅤ アーケードエディション | 1797名 | Oil King(台湾) | 200万円 |
鉄拳7 | 1401名 | Arslan Ash(パキスタン) | 200万円 |
GUILTY GEAR -STRIVE- | 1381名 | 御傍(日本) | 200万円 |
THE KING OF FIGHTERS XV | 800名 | Xiaohai(中国) | 200万円 |
Virtua Fighter esports | 796名 | とんちゃん(日本) | 200万円 |
MELTY BLOOD: TYPE LUMINA | 530名 | Kジロー(日本) | 200万円 |
グランブルーファンタジー ヴァーサス | 495名 | Gamera(日本) | 200万円 |
EVO JAPAN 2024
EVO JAPAN 2024は2024年4月27日(土)から29日(月・祝)の3日間で開催されました。会場は東京の有明GYM-EX(ジメックス)です。ストリートファイター6、鉄拳8、グランブルーファンタジーヴァーサスライジングに加え、新たにストリートファイター3rd Strikeなど7つのメインタイトルで開催。ストリートファイターでは6という新しいタイトルのリリースで、大きく出場者を伸ばしましたね。
ゲームタイトル | エントリー数 | 優勝者 | 賞金総 |
---|---|---|---|
ストリートファイター6 | 4851名 | MenaRD(ドミニカ共和国) | 100万円 |
鉄拳8 | 1216名 | チクリン(日本) | 100万円 |
グランブルーファンタジーヴァーサスライジング | 748名 | ルーキーズ(日本) | 100万円 |
アンダーナイトインヴァース2 シスタセレス | 353名 | 恭(日本) | 100万円 |
ギルティギアストライヴ | 838名 | TempestNYC(アメリカ) | 100万円 |
THE KING OF FIGHTERS 15 | 449名 | ET(台湾) | 100万円 |
ストリートファイター3rd Strike | 459名 | SHO(日本) | 100万円 |
EVO JAPAN 2025
EVO JAPAN 2025は2025年5月9日(金)から11日(日)の3日間で開催されました。会場は東京の東京ビッグサイトです。個人種目のほかにもチーム種目としてVIRTUA FIGHTER 5 R.E.V.O、ストリートファイター3rd Strikeを採用した計7つのメインタイトルで開催。ストリートファイター6では、MenaRDがEVO JAPAN2連覇という偉業を成し遂げました。
ゲームタイトル | エントリー数 | 優勝者 | 賞金総 |
---|---|---|---|
ストリートファイター6 | 6653名 | MenaRD(ドミニカ共和国) | 175万円 |
鉄拳8 | 979名 | Knee(韓国) | 137万5千円 |
ギルティギアストライヴ | 693名 | Daru(韓国) | 125万円 |
グランブルーファンタジーヴァーサスライジング | 481名 | かさうさぎ(日本) | 112万5千円 |
THE KING OF FIGHTERS 15 | 294名 | ET(台湾) | 100万円 |
VIRTUA FIGHTER 5 R.E.V.O | 84チーム420名 | 米国病院(日本) | 50万円 |
ストリートファイター 3rd Strike | 71チーム355名 | 3rd Monster(日本) | 50万円 |

EVO JAPANの歴代優勝者や歴史についてのまとめ
今回はEVO JAPANの歴史や歴代大会について詳しくご紹介してきました。EVO JAPANは国内最大級の格闘ゲームイベントで、国内のみならず世界中から多くの格闘ゲームファンが集まるイベントであることがわかりました。また、プロ・アマ問わず数多くのプレイヤーがエントリーして各タイトルの優勝を目指します。
EVO JAPAN 2025ではストリートファイター6でMenaRDが、THE KING OF FIGHTER 15でETが連覇を成し遂げました。このほかにも個人戦以外にチーム戦を設けたりと、非常に盛り上がりを見せた大会になりましたね。そしてEVO 2025は2025年8月1日から3日にかけて開催されるので、ぜひチェックしてみてください。