Valorantは現在最も注目されているeスポーツタイトルの1つです。世界各国の数多くのプロゲーミングチームがValorantの競技シーンに参入していますね。各ゲームからValorantのプロに移行するプレイヤーも多数。
そこで今回は、2023年シーズンのVCT Masters Tokyoまでの活躍を見て、Valorantのプロの中でも特に最高のプレイヤーを紹介していきます。プレイヤーの特徴やチームでの役割も紹介していくのでぜひ最後まで読んでみてください。
Valorantプロプレイヤーベスト10
2023年に入ってVCTではパートナーシップを結んだチームを中心としたリーグ制を導入。VCT EMEA・アメリカズ・パシフィックリーグでは優勝候補だったチームがチャンピオンとなった地域もあれば2位に甘んじる結果になった地域もありました。
リーグ制の導入にあたって最低でも6人のロースターが必要となり、これまでのメンバーをベースに戦うチームもあれば、多くのチームは新たなメンバーを迎えてシーズンを戦いました。
今回はそんな中でValorantプロプレイヤーの世界ベスト10を紹介。もちろんこのランキングが必ずしもその通りというわけではありません。あくまで個人的な観点から見たランキングであるということには注意してください。
1.Derke
Valorantプロプレイヤーで1位に選んだのはDerke。Fnaticは2023年のVCT LOCK//INでついに国際大会のチャンピオンに輝くと、VCT EMEAのリーグラウンドはインターナショナルリーグで唯一の無敗。グランドファイナルではTeam Liquidに敗れるものの、長い連勝記録を打ち立てました。Valorantのプロチームの中でも現在最も注目されているチームです。
このチームの活躍を支えたのは間違いなくデュエリストのDerkeです。VCT LOCK//INでは合計14マップを戦い、平均ACSは256、1マップ当たりのキル数は19.5と安定した高いパフォーマンスを見せました。VCT EMEAリーグでは平均ACSは268で堂々の1位に。
2.aspas
次に紹介するValorantプロはLOUDのaspas。LOUDは2022年のValorant Champoinshipで優勝したValorantのプロチームです。2023年シーズンの初めにはSacy、pANcadaがSentinelsに移籍することになり、チームの再編。
主軸となっていたプレイヤーが抜けたLOUDを心配する声も上がりましたが、問題を1つずつクリアし、2022年年間王者の実力を保ち続けました。その中でも大きな役割を果たしたのがチームのデュエリストであるaspas。VCT アメリカズリーグでは平均ACS246の活躍でチームを優勝に導きました。
3.Less
3番目に紹介するValorantプロは同じくLOUDのLess。LOUDではIGLを務めるプレイヤーです。IGLをこなしながらも安定した高い成績を出し続けるプレイは間違いなく世界のIGLの中でもトップクラスの実力といわざるを得ないでしょう。
VCT アメリカズリーグではセンチネルのキルジョイやコントローラーのヴァイパーを使用しながらキルを量産。平均ACSも234で第4位になっています。これでIGLもしていると考えるとLessのLOUDの活躍に対する貢献度の高さがうかがえます。
4.Sayf
次に紹介するのはFnaticをVCT EMEAリーグのグランドファイナルで破ったTeam LiquidのデュエリストであるSayf。リーグ期間中は1人でチームをキャリーしてしまう試合がいくつもありました。
VCT EMEAリーグでの平均ACSも247で1位に紹介したDerkeに次いで2位。KOI戦でブリーチを使っていたこともあったので、その試合でもデュエリストを使用して活躍していたらDerkeよりも上の成績を残していたかもしれません。
5.Leo
Valorantプロプレイヤーの5位に挙げるのはFnaticのLeo。もともとはGuild Esportsで活躍していたプレイヤーですね。主にイニシエーターのエージェントを使用してチームの撃ち合いをサポートします。
注目すべきはそのクラッチ力とキル関与能力。どんな不利状況でも落ち着いたプレイでクラッチしてラウンド取得するプレイにはFnaticも何度も救われてきました。また、KAST(どれだけキルに関与したか)は84.2%とFnaticのキルのほとんどに関与しています。チームに徹するプレイと個の強さを兼ね備えたプレイヤーです。
6.Chronicle
Valorantプロプレイヤーの6位に挙げるのはLeoとほとんど同じ時期にFnaticに加入したChronicle。VCT2021ではGambit Esportsのメンバーとして世界を驚かせたプレイヤーです。
コントローラーやイニシエーターを使用しており、Fnaticの防衛面の強さをより強固にしたのは間違いなくChronicleでしょう。さらに高いゲームIQと鋭いゲーム勘を備えており、デュエリストプレイヤーにも引けを取らないスタッツを残しています。自分でキルを取ることはもちろんのこと、的確なアビリティでチームの撃ち合いを支え、VCT EMEAリーグでは1マップ当たりのアシスト数は9.3。Natus VincereのZyppanと同率の1位となっています。
7.MaKo
次に紹介するValorantプロプレイヤーはMaKo。DRXでコントローラーを務めるプレイヤーです。コントローラーながらもキルも多く獲得し、常に高いスタッツを出し続けるプレイヤーはDRXにとっては頼もしく、対戦相手にとっては驚異的。世界No.1コントローラーの呼び声も高いですね。
VCTパシフィックリーグのグランドファイナルではPaper Rex相手にマップカウント2-3で敗れるものの2度のエースを獲得。1つは1vs4クラッチエースとMaKoが立ち回り、エイム力、クラッチ力の全てを兼ね備えていることを証明してくれる圧巻のプレイでした。
8.something
8位に紹介するValorantプロはsomething。もともとは日本チームで活躍し、VCT パシフィックリーグの途中からPaper Rexに加入・合流したプレイヤー。すでに世界最高レベルのデュエリストと呼ばれているJinggg、f0sakeNがいるPaper Rexに途中から加入してデュエリストを使用しています。これを聞くだけでどれだけすごいプレイヤーかわかりますね。
エイムがずば抜けていることはもちろんのこと、相手の予想しない立ち回りをするうまさやPaper Rexでも堂々とコールして試合を動かす能力も持ち合わせています。そんなプレイの数々からVCTパシフィックリーグのグランドファイナルではMVPプレイヤーに選出。また、かなりのハイセンシプレイヤーでもあります。ハイセンシのValorantプロの手元は非常に気になりますね。
9.f0rsakeN
9位に紹介するValorantプロはsomethingと同じPaper Rexに所属するforsakeN。somethingがチームに加入してからはハーバーやキルジョイといったデュエリスト以外のエージェントでプレイしています。
デュエリストを使用しなくなったことから使用する武器もオーディンを使用したりと様々。世界最高峰のデュエリストからどんな武器・エージェントも使いこなす世界最高峰のフレックスプレイヤーへとなりました。しかも、エージェントの違いは些細なことと言うかのようにエイムで敵を破壊していくプレイもするので恐ろしいですね。
10.ardiis
最後に紹介するValorantプロプレイヤーはNRGのardiis。元FPXのメンバーとして世界1位に輝いたこともあります。主に使用するのはデュエリストのジェットやセンチネルのセージやキルジョイ。
世界大会でACS438の大活躍をしたこともあります。また、HP46、位置もバレている、フェイドのシーズを受けている、対戦相手はDRXという絶望的な状況の中から1vs3クラッチをしたプレイが記憶に残っている人も多いのではないでしょうか。
世界トップレベルのValorantプロたち
世界トップレベルのValorantプロたちはまだまだいます。今回は世界ベスト10として10人の選手を挙げてきましたが、世界ベスト10ならこの選手も入るのでは?と思うプレイヤーもいるかもしれません。
IGLの能力であればNRGのFNSやFnaticのBoaster、オペレーターの精度であればNatus VincereのcNedやEDward GamingのZmjjKKが世界でも1位、2位を争うことは間違いないでしょう。Evil GeniuseのjawgemoやDemon1の撃ち合いの強さも魅力的ですよね。2021年、2022年にはTenzやyayが世界No.1プレイヤーといわれていたこともありました。
Valorantはエイム力だけではなく、立ち回り、アビリティの使い方などタクティクスなゲームのためどの選手が1番うまいかは一概には言えません。それだけ幅の広い難しいゲームなのです。
まとめ
今回はValorantプロの世界ベスト10を紹介してきました。どの選手もランキング付けするのが難しいほどレベルの高い選手ばかりでしたね。Esportsbet.comではValorantの賭けやValorantのオッズに関する情報も紹介していきます。
今回紹介した選手が必ずしも世界ベスト10のプレイヤーというわけではありません。ぜひVCT Masters Tokyoなど様々な大会を視聴して自分なりの世界ベスト10プレイヤーを見つけてみてください。また、Valorantプロの手元に注目するとエイムの仕方やデバイスの発見があるかもしれません。